ふしぎ

好きな詩をひとつ・・・

-ふしぎ- 金子みすゞ

わたしはふしぎでたまらない

黒い雲からふる雨が

銀にひかっていることが

わたしはふしぎでたまらない

青いくわの葉たべている

かいこが白くなることが

わたしはふしぎでたまらない

だれもいじらぬ夕顔が

ひとりでぱらりと開くのが

わたしはふしぎでたまらない

たれにきいてもわらってて

あたりまえだということが

|